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夏は汗を流すためにシャワーだけですましてしまいがち。だが最近は、様々な香りや肌触りの入浴剤が登場している。暑い日でもゆっくり湯船につかりたくなるような専門家おすすめの商品を、「プラス1」読者の自宅にとどけ、利用・評価してもらったところ、自然の香りをすっきりと楽しめる商品が上位に並んだ。
1位になったのは「フィンランドバスソーク」(チャーリー)。フィンランドのサウナで発汗を促すために利用されているシラカバの木をイメージしている。「樹液の香りでリフレッシュできた」(60代女性)「色や香りが強すぎない」(60代男性)といった評価が集まった。濃厚でぬるりとしたお湯の感触は好みが分かれたが、「入浴後もしっとりした肌が続いた」(20代女性)との声が多く集まった。
夏向けをうたった入浴剤では一般に、見た目にも爽快(そうかい)感がある、お湯が透明なタイプの商品が少なくない。が、今回の調査ではお湯の色が白く濁り、とろみのつくタイプの人気が高かった。「気分をほぐすような香りが、入れた瞬間に立ち上るかどうか」(50代女性)も決め手になったようだ。
2位は「バブクール ライムスカッシュの香り」(花王)。入れた瞬間に炭酸ガスで泡が生じ「見た目に夏らしさを感じられる」(20代男性)ほか、「色がはっきりしていて美しい」(20代男性)という人も。「入浴後さっぱりした気分になる」(40代女性)という声が多かった。バブはシリーズに様々な香りがあるが、強すぎない点に好感を持つ人が少なくなかった。
3位の「スローライフ グリーン」(ローレル)は、スッキリした香りが漂い、お湯がうっすらと青白くなる。「さわやかな香りが浴室に立ちこめて快適だった」(60代女性)
香り付けには北海道・北見のハッカでつくった精油を使用。色や香りは濃すぎない。「見た目も涼しげな色。夏の暑さで疲れたときに使ってみたい」(30代女性)という声があった。夏向き商品の多くは、入浴後の肌触りをすっきり涼しげにするものが多い。スローライフの場合「清涼感が強すぎない」(30代女性)ところも評価が高かった。
4位の「デトックエステ」(ほんやら堂)もお湯はやや濃いめの乳白色になる。「エステで使用されている」と高級感を押し出している。なめらかなお湯になり、肌のしっとりした感触は入浴後も長く続く。「汗が出て気持ちよかった」(40代女性)という人もいた。
5位になったのは「ミネラル入浴料 汗ラピー グレープフルーツ」(ヴァンベル)。強めの香りが広がり「リフレッシュできて気持ちがいい」(60代女性)。塩を利用しているため、発汗作用も強い。男性にも「ストレス発散に効果的」(20代)「かんきつ系の香りが1番」(50代)などと好評だった。お湯の色は鮮やかな黄色に染まり、「香りと色がよく合っている」(20代女性)という声もあった。
浴槽への影響も考えて
ミントやハッカ、かんきつ類など多くの香りは、各社がシリーズでそろえている。同じ成分を使っている入浴剤でも、含有量のわずかな差で、入れた瞬間の香りや持続時間が大きく違ってくるという。色と香りをバランスよく楽しみたい人のなかには「どちらも薄すぎたり濃すぎたりするのは避けたい」(30代女性)と考える人もいる。
最近の商品は使用成分が多岐にわたる。夏場は風呂の湯温を低めにすることもあるが、塩粒を利用する商品には溶けきらないものも少なくない。また、とろみの強い入浴剤だと、浴槽内で足を滑らせる危険もあるので、注意が必要だ。
浴槽への影響を考えることも必要。多くのメーカーは、色やにおいが移ることを避けるために、入浴後早めにお湯を捨てることをすすめている。残り湯を洗濯や草木の水やりなどに再利用する人もいるが、利用可能かどうか、裏面の注意書きなどで確認したい。
【調査方法】 市販の入浴剤のうち、夏にあうタイプを商品に詳しい専門家4人に10―15品目あげてもらい、その中から15品目を選出。その15品目を2007年6月下旬、入浴剤をよく使う「プラス1」読者50人に宅配便で送り、実際に試してもらった。47人から返送された評価を集計。「今後も使ってみたい」という総合評価のほか「香り」「湯の感触」「入浴後の肌の感触」などの視点で評価してもらった。
事前調査の選者は、川本理恵・ケンコーコム入浴剤担当バイヤー、佐々木佳子・東急ハンズ渋谷店販売促進、塙有紀・ロフト健康雑貨バイヤー、吉武英樹・入浴剤通信販売「入浴剤屋」店長の計4人。商品は粉末か固形で、1回分ずつ小分けで販売されているものから選んだ。(参照:日本経済新聞)
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