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デジタルカメラや携帯電話で写真撮影を楽しむ人は多い。だがパソコン操作が苦手でプリントはカメラ店に頼む人や、あるいは印刷をせずに済ませてしまう人も少なくない。そこでパソコンを使わず本体だけで簡単に印刷できる家庭用フォトプリンターを専門家に選んでもらった。
1位はセイコーエプソンの「カラリオミーE―520」=写真右。「小顔に印刷する、肌を美白にするなど、ポートレート写真向けの補正機能が充実しており、特に女性におすすめ」(加藤さん)、「ボタンが考えられて配置され操作がしやすいうえ、3.6型と比較的大きなディスプレーを備えるので、年配者や機械が苦手な方にも使いやすい」(村野さん)など、画質と使い勝手の両方を高く評価する声が多かった。
2位のキヤノン「セルフィーES2」は背の高いデザインがユニークだ=写真中央。「印刷用紙とインクが一つのカートリッジに収まっており、初心者ユーザーが苦手とする消耗品の交換が手軽」(磯さん)、「カートリッジが本体の中に収まるので移動するときに邪魔にならず、すぐに印刷を始められる点が家庭向けだと重宝する」(村野さん)。上級者を意識し、画質を細かく調整する機能も備える。
横長の液晶モニターが特徴的なのは3位の「HPフォトスマートA628」(日本ヒューレット・パッカード)=写真左。このモニターが注目を集め「液晶はタッチパネル式で写真の中に手書き文字やイラストが入れられる優れもの」(石田さん)、「文字でなく簡単な記号(アイコン)にタッチする直感的な操作は分かりやすく、子どもから年配の方まで幅広い世代に向く」(小林さん)。対応する用紙サイズも2L判と上位2機種に比べ大きい。
4位の「カラリオミーE―720」(セイコーエプソン)は、書き込み可能な光ディスクドライブを備える唯一の製品。「メモリーカードにいっぱい入った写真データをCDメディアに記録して保存したり、写真をテレビに映して大勢で楽しんだりとパソコンを使わずに楽しめる機能が盛り込まれている」(一場さん)。
キヤノン製品が続き、5位は「ピクサス ミニ360」。操作に迷ったときに案内してくれる「ナビボタン」が初心者ユーザーを助ける。2位の製品と同様に回転式の操作ボタンを備え、写真やメニューの選択、数値の入力が簡単で、操作を楽にしているのが特徴。6位の「セルフィーCP750」は小さな本体サイズで960グラムと軽い。「デジカメと接続するためのケーブルを収納できるのは便利」(岡村さん)
8位に入った「プリン写ルPCP―1000」(カシオ計算機)は、本体にキーボードが備わっており、一見すると小さなパソコン。「7型と画面が大きく見やすいので操作がしやすい。住所録の登録ができるので、パソコンを使わずに年賀状を作成したい人におすすめ」(田中さん)
家庭用フォトプリンターは、メモリーカードを差し込むだけで使い始められるという、「パソコンいらず」の操作性が最大の特徴。さらに(1)本体が小さいのであまり設置場所をとらない(2)写真の印刷に特化した補正機能を備える(3)本体だけでフレームなどの装飾を付けられる――など、高級機とはひと味違った特徴をもつ。デジカメの低価格化、カメラ機能を内蔵するケータイの普及で、写真を撮る機会はぐんと増えた。家庭用フォトプリンターを使い、この環境をより楽しんでみては。
持ち運びで楽しみ方多彩に
ランキングに入った多くの製品は持ち運び用のハンドルを備え、いくつかの機種は別売りのバッテリーでも動く。磯さんは「パーティーなどに持っていき、みんながケータイで撮った写真をワイヤレス機能を使い、その場で印刷すると盛り上がる」とフォトプリンターの楽しみ方を語る。
注意点もある。「インクなどの消耗品は取り扱っている店の数がパソコン用プリンターに比べるとまだ限られているので、あらかじめ確認しておきたい」(東さん)
【調査方法】
デジタル機器に詳しい専門家12人に、11月上旬時点で購入可能な製品の中からおすすめの機種を10位まであげてもらい、順位を加味して集計。選者は次の通り(敬称略、50音順)。
石田立雄(「CAPA」編集長)▽磯修(「日経トレンディネット」記者)▽一場仁(ヤマダ電機SMD)▽岡村秀昭(フリーライター)▽加藤敏明(ヨドバシカメラ新宿西口本店デジカメ・ムービー担当マネージャ)▽川村篤(「デジタルカメラマガジン」編集長)▽小林真一(「Mac Fan」副編集長)▽田中裕子(テクニカルライター)▽早川廣行(デジタル写真スタジオ「電画」代表)▽東俊治(ビックカメラ池袋東口カメラ館副店長)▽村野竜久(ラオックス モリタウン店マネージャー)▽山田祥平(フリーライター)(参照:日本経済新聞)
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